配信日 雑誌名
2023/05/08 週刊ダイヤモンド 2023年5月13日号

NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問

ISBN: 4344041003

発売日: 2023/4/19

出版社: 幻冬舎

Amazonランク: 0

「赤ちゃんパンダは『1匹』ですか? 『1頭』ですか?」

全国の放送局から飛び込む相談を、ことばの専門家チームが(なるべく)一刀両断!

だれにでも伝わりやすい言い方がわかる



放送にまつわる調査研究機関であるNHK放送文化研究所。

その中の「用語班」という部署では、全国のNHK放送局からのことばの電話相談に答えている。



「100歳をこえて生きる、というときの漢字は『超える』ですか、『越える』ですか?」

「パンデミックのアクセントを教えてください」

「2023年の『幕開き』『幕開け』どちらでしょうか?」



ことばは時代とともに移り変わるものだから、正解・不正解をはっきり言い切ることはむずかしい。

それでも、放送が間近に迫った現場にできるだけ明快な回答を届けるため、

このことばの専門家チームは日々、知識や見識を持ち寄って激論を交わし、限られた時間で答えを出している。



本書ではその名回答を厳選して掲載。

大勢の人にいちばん伝わりやすい日本語がわかるとともに、放送現場の裏側にある、ことば選びの苦悩がしのばれる一冊。



・「数日」は何日ぐらい?

・川端康成に「さん」を付けるとなれなれしい?

・「落花生が“たわわに実る”」はおかしい?

・「牛たん」「牛舌」「牛タン」どの表記がベスト?

・70歳の人に「御年」を使うのは失礼か?

・「ご乗車できません」は敬語の誤用?

・「雨具を持って“いった”ほうがいいでしょう」と過去形で言うのはなぜ?