配信日 雑誌名
2023/05/30 週刊現代 2023年6月3日号
2023/06/15 週刊文春 2023年6月22日号

未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書)

ISBN: 4065302501

発売日: 2022/12/15

出版社: 講談社

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人口減少日本で各業種・職種や公共サービスに何が起こるのか?

実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われるこの国は一体どうすればいいのか?

瀬戸際の日本にこれから起きる大変化を詳細かつ大胆に描きつつ、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りし、「未来のトリセツ」として具体的に示す。



【目次】

序章 人口減少が日本にトドメを刺す前に



第1部 人口減少日本のリアル

●革新的ヒット商品が誕生しなくなる

――製造業界に起きること

●整備士不足で事故を起こしても車が直らない

――自動車産業に起きること

●IT人材80万人不足で銀行トラブル続出

――金融業界に起きること

●地方紙・ローカルテレビが消える日

――小売業界とご当地企業に起きること

●ドライバー不足で10億トンの荷物が運べない

――物流業界に起きること

●みかんの主力産地が東北になる日

――農業と食品メーカーに起きること

●30代が減って新築住宅が売れなくなる

――住宅業界に起きること

●老朽化した道路が直らず放置される

――建設業界に起きること

●駅が電車に乗るだけの場所ではなくなる

――鉄道業界に起きること

●赤字は続くよどこまでも

――ローカル線に起きること

●地方に住むと水道代が高くつく

――生活インフラに起きること

●2030年頃には「患者不足」に陥る

――医療業界に起きること1

●「開業医は儲かる」という神話の崩壊

――医療業界に起きること2

●多死社会なのに「寺院消滅」の危機

――寺院業界に起きること

●会葬者がいなくなり、「直葬」が一般化

――葬儀業界に起きること

●「ごみ難民」が多発、20キロ通学の小学生が増加

――地方公務員に起きること

●60代の自衛官が80~90代の命を守る

――安全を守る仕事に起こること



第2部 戦略的に縮むための「未来のトリセツ」(10のステップ)

ステップ1 量的拡大モデルと決別する

ステップ2 残す事業とやめる事業を選別する

ステップ3 製品・サービスの付加価値を高める

ステップ4 無形資産投資でブランド力を高める

ステップ5 1人あたりの労働生産性を向上させる

ステップ6 全従業員のスキルアップを図る

ステップ7 年功序列の人事制度をやめる

ステップ8 若者を分散させないようにする

ステップ9 「多極分散」ではなく「多極集中」で商圏を維持する

ステップ10 輸出相手国の将来人口を把握する