配信日 雑誌名
2023/06/09 週刊ポスト 2023年6月23日号

資本主義の次に来る世界

ISBN: 4492315497

発売日: 2023/4/21

出版社: 東洋経済新報社

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「少ないほうが豊か」である!

「アニミズム対二元論」というかつてない視点で文明を読み解き、

成長を必要としない次なる社会を描く希望の書!



ケイト・ラワース(『ドーナツ経済学が世界を救う』著者)、

ダニー・ドーリング(『Slowdown 減速する素晴らしき世界』著者)ほか、

世界の知識人が大絶賛!



デカルトの二元論は「人間」と「自然」を分離した。

そして資本主義により、自然や身体は「外部化」され、

「ニーズ」や「欲求」が人為的に創出されるようになった。



資本主義の成長志向のシステムは、人間のニーズを満たすのではなく、

「満たさないようにすること」が目的なのだ。



それでは、人類や地球に不幸と破滅をもたらさない、

「成長に依存しない次なるシステム」とは何か?

経済人類学者が描く、かつてない文明論と未来論。



本書が語るのは破滅ではない。語りたいのは希望だ。

どうすれば、支配と採取を軸とする経済から生物界との

互恵に根差した経済へ移行できるかを語ろう。

(「はじめに 人新世と資本主義」より)