配信日 雑誌名
2023/06/14 サンデー毎日 2023年6月25日号

WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード

ISBN: 4635340406

発売日: 2022/12/17

出版社: 山と渓谷社

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ベストセラー『荒野へ』『空へ』で知られるジャーナリスト、ジョン・クラカワーの原点がここに。



富と名声を求め、ビルの高さの大波に乗るサーファー。

火星の生命の謎を解くために、北米大陸でもっとも深い洞窟に潜るNASAの研究者。

生活のために命をかけてエベレストに登り、外国人が使う酸素ボンベを運ぶシェルパたち。

本能に突き動かされるままに、70歳近くになっても未踏ルートに挑みつづける老登山家……。



それぞれの理由を胸に、極限の自然に挑む人間たち。

荒ぶる自然と対峙したとき、彼らは何を考え、どう行動するのか?

そして人間と自然の関係は、時代とともにどのように変わってきたのか?



『空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 』や『荒野へ』の著作で知られる、アメリカの人気ジャーナリスト、ジョン・クラカワーの、自然と人をめぐる10のエピソードを収録したエッセイ集。



■内容

イントロダクション

第1話 マーク・フー、最後の波

第2話 火山の麓で暮らすということ

第3話 エベレストにおける死と怒り

第4話 火星への降下

第5話 転落のあとで

第6話 北極圏の扉

第7話 愛が彼らを殺した

第8話 穢れのない、光に満ちた場所

第9話 フレッド・ベッキーいまだ荒ぶる

第10話 苦しみを抱きしめて



■著者について

著 ジョン・クラカワー

1954年生まれ。シアトル在住のアウトドアライター、ジャーナリスト。

元登山家の経験を活かし、アウトドア関連のルポルタージュを中心に複数の著書を発表している。

巧みな構成と情感のある文章には定評があり、日本にも固定ファンを持つ。

ノンフィクション作家の角幡唯介も、もっとも影響を受けた作家としてクラカワーの名を挙げている。



翻訳 井上 大剛(いのうえ・ひろたか)

翻訳会社、出版社勤務を経て独立。

訳書に『インダストリーX.0』(日経BP) 『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(共訳、KADOKAWA) 『初心にかえる入門書』(パンローリング) 『世界でいちばん高い山 世界でいちばん深い海』(パイインターナショナル)など。