配信日 | 雑誌名 | 号 |
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2023/07/03 | 週刊東洋経済 | 2023年7月8日号 |
ビジネスと空想 空想からとんでもないアイデアを生みだす思考法
ISBN: 4295408050
発売日: 2023/3/2
出版社: クロスメディア・パブリッシング
Amazonランク: 0
早稲田大学大学院(ビジネススクール)教授
入山章栄氏 推薦!!
「妄想こそがイノベーションを生む!妄想できる人こそが未来をつくる!」
『情熱大陸』(TBS系)『SWITCHインタビュー達人達』(NHK)にも出演した、プロ小説家のすごい思考法!
「自分からこんなアイデアが出てくるなんてと、衝撃を受けた」
と話題のワークショップ、待望の書籍化!
■ いま、空想が注目を集めている理由
「もしも、〇〇だったらいいのになあ」と思ったことはありませんか?
妄想や空想は、仕事では意味のないものと考えられていますが、実はアイデアの宝庫なのです。
人々のライフスタイルが多様化し、物事の変化や進歩が速くなっている今の時代。
新しい商品やサービスを生みだすためには、ロジカルに現実から積み上げて考える方法だけでは通用しづらくなっています。そこで注目されているのが、空想なのです。
イーロン・マスクのように常識を超えたアイデアで新たなビジネスを生みだす人は、必ずと言っていいほど空想をしています。
■ 誰でも空想からすごいアイデアを生みだせる!
だからこそ、イノベーションを起こすために空想を活用する企業が増えています。
プロの小説家である田丸氏は、空想から新しい商品やサービスのアイデアを考えるワークショップを多数開催してきました。大手を中心に、自動車メーカー、日用品メーカー、化粧品メーカー、飲料メーカー、IT企業、コンサルティング企業などで実施され、
「参加した社員から本当に新しいアイデアが次々と生まれてワクワクした」
「受講後に、社員からアイデアが日常的にあがってくるようになった」
と話題になっています。
本書を読めば、ワークショップ形式で、
田丸氏の独自に編み出した発想法を身につけることができます。
第6章には、経営学者の入山章栄さんとの特別対談も収録! その対談の中で、入山さんにも本書の発想法を実践してもらった模様もお伝えします。
■「はじめに」より抜粋
空想や妄想をネガティブにとらえるような雰囲気はないでしょうか。
本書ではまさにそんな空想や妄想こそビジネスシーンで重要だという考えのもと話が進みます。
新しい商品やサービスなど、イノベーションを生みだすために欠かせないのが空想や妄想だという考えです。ここに、アイデアが重視されるショートショートを生業にしているぼくが役立てるであろうひとつ目の理由があり、みなさんにも大いに空想や妄想を行っていただきたいと思っています。
その一方で、逆にもともとビジネスシーンでの空想や妄想に対してポジティブなイメージを抱いていた方は、こう思われるかもしれません。それらは限られた特別な人のみができるもので、自分には関係のないもの、できないものだ、と。それについてのぼくの考えは、こうです。
空想や妄想は誰でも行っていいものであり、できるもの。そして、ほかでもないあなた個人の空想や妄想の中にも、世界を変える新しい商品やサービスのアイデアが眠っている可能性は十分にある、と。
ただ、そうは言っても空想や妄想の水準にはばらつきがあり、実際には玉石混交となるはずです。かつ、筋はいいけれどまだまだ磨く余地があるというたぐいのものも多く混ざってくるはずです。この点について、ぼくは空想や妄想のポテンシャルを見極めたり、さらに強化したりするために活用できるものがあると考えています。それが物語の力であり、ここに物語を生業にする自分が役立てるであろう2つ目の理由があります。
■ 本書の構成
第1章 誰にでも空想する力がある
第2章 プロの小説家は、いかにして空想やアイデアを生みだしているのか?
第3章 【ワークショップ】「ショートショート発想法」~執筆パート~
第4章 【ワークショップ】「ショートショート発想法」~読み解きパート~
第5章 ショートショートをさらに活用するために
第6章 【田丸雅智×入山章栄対談】全員に反対されるアイデアから、イノベーションは生まれる