配信日 | 雑誌名 | 号 |
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2023/07/24 | 週刊現代 | 2023年7月29日号 |
2023/07/31 | 週刊ポスト | 2023年8月11日号 |
2023/08/03 | 女性セブン | 2023年8月17日号 |
2023/08/19 | フィガロジャポン | 2023年10月号 |
2023/08/30 | 女性自身 | 2023年9月12日号 |
2023/09/11 | Precious | 2023年10月号 |
2023/10/10 | クロワッサン | 2023年10月25日号 |
いい子のあくび
ISBN: 4087718360
発売日: 2023/7/5
出版社: 集英社
Amazonランク: 0
芥川賞受賞第一作。
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。
郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。
【著者略歴】
高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞。2021年『水たまりで息をする』で第165回芥川賞候補に。2022年『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞。