配信日 雑誌名
2023/08/23 週刊新潮 2023年8月31日号

欲望という名の音楽: 狂気と騒乱の世紀が生んだジャズ

ISBN: 479422642X

発売日: 2023/6/30

出版社: 草思社

Amazonランク: 0

「売春、麻薬、戦争、犯罪組織抜きに語れない

日米ジャズの裏話満載。一気に読破しました」

――ピーター・バラカン氏推薦。



RAA(特殊慰安施設協会)、米軍放送、Vディスク、ジミー荒木、伊勢佐木町、モカンボ・セッション、ハナ肇、植木等、守安祥太郎、秋吉敏子、ヘロイン、ヒロポン、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、「jass」、カンザス・シティ、ニューオリンズ、禁酒法、「朝日の当たる家」、ニーナ・シモン、クレージーキャッツ、山口組、美空ひばり、シカゴ、アル・カポネ、『ゴッドファーザー』、ベニー・グッドマン、ジョン・ハモンド、アルフレッド・ライオン、フランク・シナトラ、ガーシュウィン、『ポギーとベス』、「奇妙な果実」、ビリー・ホリデイ……。



売春、ドラッグ、酒、犯罪、戦争、人種差別、民族差別、リンチ――。

社会の暗部が垣間見える興味深いエピソードに満ちた

二十世紀日米ジャズ裏面史。



[目次より]

第一章 ジャズと戦後の原風景

第二章 みんなクスリが好きだった――背徳のBGMとしてのジャズ

第三章 戦後芸能の光と影――クレージーキャッツと美空ひばり

第四章 ならず者たちの庇護のもとで――ギャングが育てた音楽

第五章 栄光と退廃のシンガー、フランク・シナトラ

第六章 迫害の歴史の果てに――ユダヤ人と黒人の連帯と共闘