配信日 雑誌名
2024/04/18 週刊新潮 2024年4月25日号

日本ワイン産業紀行

ISBN: 4865784187

発売日: 2024/3/27

出版社: 藤原書店

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レビュー

◯実際に調査して、ワイナリーにはかなり重いものがあることが分かった。耕作放棄地の解消、土地の価値上昇(生産性向上)、過疎化の抑制、生物多様性という、地域振興に貢献する公益性がある産業のように思えた。まさに地方創生であり、成長を応援したいと思った。



◯ワイン産業は新規参入が相次いでいる。若い人たちがこの産業に集まっている。脱サラ組も多い。それはワイン造りがクリエイティブな仕事であって、面白いからだ。わくわくとした気持ちで働ける産業を増やすことが「働き方改革」であり、ワイン産業のようなクリエイティブな産業を増やすことが改革なのだ。 (「はじめに」より)

著者について

【著者紹介】

●叶芳和(かのう・よしかず)

1943年、鹿児島県奄美大島生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。元㈶国民経済研究協会理事長、会長。拓殖大学、帝京平成大学、日本経済大学大学院教授を歴任。

主な著書は『農業・先進国型産業論』(日本経済新聞社、1982年)、『赤い資本主義・中国』(東洋経済新報社、1993年)、『走るアジア遅れる日本』(日本評論社、2001年)ほか。『新世代の農業挑戦――優良経営事例に学ぶ』(全国農業会議所、2014年)ほか。



(本データは刊行時のものです。)