配信日 雑誌名
2024/05/15 女性自身 2024年5月28日号

ダムマニア

ISBN: 4274503518

発売日: 2011/9/2

出版社: オーム社

Amazonランク: 0

著者からのコメント

ダムに興味を抱いたきっかけは、峠道でよく見かけるダムの写真を撮りはじめたことでした。撮り続けるうちに巨大人工構造物としての魅力だけではなく、ダムの働きが自分の生活といかにかかわっているかを知ったのです。

環境問題が取りざたされている現在、ダムというと、ムダの象徴といわんばかりに批判されることは残念でなりません。人工構造物としての外見的魅力のみならず、その主たる目的である利水や治水、その地に造られた歴史的背景など、さまざまな観点からダムの存在が私たちの生活に大きな関わりをもっていることをもっと多くの人に知ってほしいと思い、この本を執筆することとなりました。

私はダムの専門家ではありません。ダムの形の魅力や、ダム運用の魅力に興味を抱いた1人のダムファンです。ダムファンとしてこれまで見てきたことや感じたこと、そしてダムめぐりに最低限必要な情報を書き綴ったものですから、これからダムめぐりをしようとする方にきっとお役に立てると思います。

至らない部分をサポートして下さったダム関係者の皆様、そして写真をご提供して下さったダム愛好家の皆様、本当にありがとうございました。サーチャージ水位よりも高く、最低利用水位よりも深い謝意をここに表します。

出版社からのコメント

ダムが人をそれほどまでに魅了するのはなぜか? 蚊にさされながら山奥を分け入り、クマ避けの鈴を鳴らしながらたどり着くマニアックなダム。そこにはひそかに主張するダムのデザインと驚くべき機能、ダイナミックな放流の世界があった。厳選したダムグラビアと愛情たっぷりのダム解説で、見て、読んで、行ってみたくなる、魅惑の土木ワンダーランドへの必携書!

著者厳選のマニアック・ダムグラビア

南相木ダム/奈良俣ダム/笠置ダム/四万川ダム/雨畑ダム/温井ダム/月山ダム/青下第三ダム/宮中ダム/東ダム&東第二ダム/畑薙第二ダム/加治川治水ダム/奥只見ダム/早明浦ダム/鹿瀬ダム/川俣ダム/豊稔池ダム/大内ダム/金城ダム/黒又ダム/丸沼ダム/不破北部防災ダム/小里川ダム/立ヶ畑ダム

著者について

宮島 咲(みやじま さき)

1972年、東京都生まれ。㈶日本ダム協会認定ダムマイスター、老舗割烹料理店「割烹三州家」5代目ダム事業部長。脱サラした28歳頃からダムめぐりを始め、関東地方を中心に400基ほどのダムを訪問、生涯の目標は国内のダム約2900基の制覇。

2002年ウェブサイト「ダムマニア」を開設後、ダム関係者に注目されることとなる。㈳ダム工学会や㈶日本ダム協会主催の講演や、フォトコンテスト審査委員などを務め、NHK「熱中夜話」やMONDO21「山田五郎のマニア解体新書」などテレビやラジオなどに多数出演してダムマニアとしての地位を確立する。著作に、㈶日本ダム協会「月刊ダム日本」やオーム社「水と水技術」コラム連載など。

本業では各型式のダムを模したダムカレーを提供。全国からカレー目当てにダムファンが訪れる他、群馬県みなかみ町の町おこしにダムカレーが導入されるなど、さまざまな角度からダムや水源

地をプロモーションする事業を展開し、ダムへの理解促進とダムファンの拡大に尽力している。