配信日 | 雑誌名 | 号 |
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2024/03/25 | 週刊ダイヤモンド | 2024年3月30日号 |
フランス大使の眼でみたパリ万華鏡
ISBN: 4865784144
発売日: 2024/2/27
出版社: 藤原書店
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レビュー
パリの隠れた、真の魅力は、知的教養と感性への刺激を与える場所であるところにある。
トルストイからヘミングウェイ、ピカソから藤田嗣治、レーニンから周恩来まで、パリは世界中の多くの人々の集まる場所であり、その足跡の残る所でもある。
そのパリに、国際機関への駐在官として、また在仏日本大使として都合5年余り在住した筆者は、多くの人々と出会い、いろいろと感じ、また考える刺激を受けた。とりわけ大使として在勤した期間中に出会った人々は、フランス、日本のみならず、各国の政界、財界、文化界と深い関係をもつ人々が多く、心にのこる知的遭遇が少なくなかった。(「まえがき」より)
著者について
【著者紹介】
●小倉和夫(おぐら・かずお)
1938年、東京都生まれ。東京大学法学部、英ケンブリッジ大学経済学部卒業。1962年、外務省入省。文化交流部長、経済局長、ベトナム大使、外務審議官(経済担当)、韓国大使、フランス大使などを歴任し、2002年11月に退任。2010年まで国際交流基金理事長、現在同顧問、青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラリンピック研究会代表。
著書に『パリの周恩来――中国革命家の西欧体験』(1992年、中央公論新社、吉田茂賞受賞)『日米経済摩擦――表の事情ウラの事情』(改訂版1991年、朝日文庫)、『「西」の日本・「東」の日本――国際交渉のスタイルと日本の対応』(1995年、研究社出版)、『中国の威信 日本の矜持――東アジアの国際関係再構築に向けて』(2001年、中央公論新社)、『吉田茂の自問』(2003年)、『日本のアジア外交 二千年の系譜』(2013年)、『日本の「世界化」と世界の「中国化」――日本人の中国観二千年を鳥瞰する』(2018年、以上藤原書店)、『日本人の朝鮮観』(2016年、日本経済新聞出版社)など。
(本データは刊行時のものです。)