配信日 | 雑誌名 | 号 |
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2024/06/03 | 週刊ダイヤモンド | 2024年6月8日号 |
「協力」の生命全史: 進化と淘汰がもたらした集団の力学
ISBN: 4492224114
発売日: 2023/6/28
出版社: 東洋経済新報社
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レビュー
【目次情報】
はじめに
第1部 「自己」と「他者」ができるまで
第1章 協力を推し進めるもの
第2章 個体の出現
第3章 体のなかの裏切り者
第2部 家族のかたち
第4章 育児をするのは父親か母親か
第5章 働き者の親と怠け者の親
第6章 人類の家族のあり方
第7章 助け合い、教え合う動物たち
第8章 長生きの理由
第9章 家族内の争い
第3部 利他主義の謎
第10章 協力の社会的ジレンマ
第11章 罪と協力
第12章 見栄の張り合い
第13章 評判をめぐる綱渡り
第4部 協力に依存するサル
第14章 他人と比較することへの執着
第15章 連携と反乱
第16章 パラノイアと陰謀論
第17章 平等主義と独裁制
第18章 協力がもたらす代償
謝辞
参考文献と原注
索引
著者について
ニコラ・ライハニ
英国王立協会の大学研究フェローで、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの進化論・行動学の教授。同大学の社会進化・行動研究所のリーダーも務める。人間を含めた生物の社会的行動の進化が専門。科学誌に70以上の論文を寄稿し、その研究成果に対して2018年度フィリップ・リーバーヒューム賞(心理学部門)が授けられた。2018年には英国王立生物学会のフェローに選出される。本書が初の著書。詳しい研究内容については以下を参照:www.seb-lab.org
藤原 多伽夫(フジワラ タカオ)
翻訳家。1971年生まれ。静岡大学理学部卒業。おもな訳書に、ブライアン・ヘア/ヴァネッサ・ウッズ『 ヒトは〈家畜化〉して進化した』、スティーヴ・ヘイク『スポーツを変えたテクノロジー』、パトリック・E・マクガヴァン『酒の起源』(いずれも白揚社)、スコット・リチャード・ショー『昆虫は最強の生物である』、チャールズ・コケル『生命進化の物理法則』(ともに河出書房新社)、ジェイムズ・D・スタイン『探偵フレディの数学事件ファイル』(化学同人)、デイヴ・グールソン『サイレント・アース』(NHK出版)ほか。