配信日 雑誌名
2023/12/27 週刊新潮 2024年1月4日号

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

ISBN: 4046023910

発売日: 2018/05/18

出版社: KADOKAWA

Amazonランク: 0

コンサルの修羅場で、一番役立ったのは哲学だった――。



★売れています! 7万部突破!!

★NHK「おはよう日本」で紹介されました(11/22放送)

★「使える哲学本」として、ビジネスパーソンから圧倒的支持!





「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。現役で活躍する経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。





【本書で紹介するキーコンセプト】

●第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために

・ロゴス・エトス・パトス――論理だけでは人は動かない(アリストテレス)

・悪の陳腐さ――悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか



●第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために

・悪魔の代弁者――あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル)

・解凍=混乱=再凍結――変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか



●第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために

・アノミー――「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム)

・パラノとスキゾ――「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか



●第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために

・シニフィアンとシニフィエ――言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール)

・反証可能性――「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか

哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。現役で活躍する経営コンサルだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。

●山口 周:1970年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科前期博士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)など著書多数。神奈川県葉山町に在住。

山口/周

1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。株式会社モバイルファクトリー社外取締役。一橋大学経営管理研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)