配信日 雑誌名
2024/03/04 週刊エコノミスト 2024年3月12日号

低PBR株の逆襲

ISBN: 4534060734

発売日: 2023/12/22

出版社: 日本実業出版社

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レビュー

2023年3月末に東証が「割安のまま推移している上場企業(株式)への改革策」を打ち出し、足下の株式市場の潮流が、低位割安株(鉄鋼、自動車関連、銀行、商社など)の騰勢が強まるなど大きく変化しているなか、企業の対応策の実態と、そのなかでとるべき有効な投資法を再検証して知見をまとめました。



本書のおすすめのポイントは下記の3点です。



①東証が2023年3月に上場企業に対して低PBRを改善するように要請を出し、個人投資家の最大の関心事となっているテーマについて、いち早く関連情報を集約してわかりやすく解説する本であること。



②株式相場の潮流が今後、半導体を中心とした成長株から重厚長大企業を中心とする割安株にシフトするのかなど、大きな動きの背景や実態がわかること。



③上場企業の関係者にはいま何が求められているのか、そのなかでどう投資していくのが有効なのか、などについて、客観的なデータ等をベースに第一人者のストラテジストが解説していること

著者について

菊地正俊(きくち・まさとし)

みずほ証券エクイティ調査部チーフ株式ストラテジスト。1986年東京大学農学部卒業後、大和証券入社、大和総研、2000年にメリルリンチ日本証券を経て、2012年より現職。1991年米国コーネル大学よりMBA。日本証券アナリスト協会検定会員、CFA協会認定証券アナリスト。日経ヴェリタス・ストラテジストランキング2017~2020年1位、2022年2位。著書に『カーボンゼロの衝撃』『アクティビストの衝撃』(以上、中央経済社)、『日本株を動かす外国人投資家の思考法と投資戦略』『米国株投資の儲け方と発想法』『相場を大きく動かす「株価指数」の読み方・儲け方』(以上、日本実業出版社)など著書多数。