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2024/03/16 週刊新潮 2024年3月21日号

第三帝国のバンカー ヤルマル・シャハト ――ヒトラーに政権を握らせた金融の魔術師 (フェニックスシリーズ)

ISBN: 477594293X

発売日: 2024/1/22

出版社: パンローリング

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著者について

ピエール・ボワスリー(Pierre Boisserie)[脚本]

1964年生まれ。理学療法士として15年働いたのち、フルタイムのシナリオライターとなる。主催者のひとりとして参加したバンド・デシネのイベントで、バンド・デシネ作家のエリック・スタルネールと意気投合し、1999年創刊の雑誌『La Croix de Cazenac(ラ・クロワ・ド・カゼナック)』に携わる。2004年に『Eastern(イースタン)』、2003年に『Nova Genesis(ノヴァ・ジェネシス)』の脚本を担当。ほかに、『Voyageur(旅人)』(共同脚本)、葉巻一族の壮大な物語『Flor de Luna(月の花)』(共同脚本)などがある。2011年、ファンタジー作品『Nakara(ナカラ)』がスタート。2014年、『La Banque(銀行)』(フィリップ・ギヨームとの共同脚本)を発表。2015年、重厚な歴史的大都市を描く野心的なスペクタクル『Roma(ローマ)』(共同脚本)、2016年、『Le Concile des arbres(木々の公会議)』ならびに『Saint-Barthélemy(サン・バルテルミー)』、そして、栄光の30年の歴史・政治・社会を描く『Les Années rouge et noir(赤と黒の歳月)』(共同脚本)を発表した。2019年には多くの命を奪う産業の調査形式ドキュメンタリー作品『Cigarettes, Le dossier sans filtre(煙草:フィルターのない調査ファイル)』を世に送り出している。



フィリップ・ギヨーム(Philippe Guillaume)[脚本]

1954年生まれ。バンド・デシネに情熱を傾けるジャーナリスト。ACBD(バンド・デシネ批評家・ジャーナリスト協会)元副会長。フランスの経済紙『レゼコー』でバンド・デシネ時評を執筆している。エリック・スタルネールの紹介でピエール・ボワスリーと知り合い、金融界をテーマにした作品の共同制作を開始。その第一作が『Dantès(ダンテス)』、次作が『La Banque(銀行)』である。



シリル・テルノン(Cyrille Ternon)[作画]

作画は独学で習得。最初に作品が掲載されたのは、フランス北西部カーンのバンド・デシネ愛好団体が発行するファンジン『Bol’d encre(インクボウル)』だった。その後、初のプロジェクト『Post Mortem(死後)』(共著)を、次いでダーク作品『Poser mon sac(わたしのバッグをおろして)』(共著)を制作。さらに、『Silien Melville(シリアン・メルヴィル)』の作画を担当している。ほかに、『La Conjuration des Vengeurs(復讐者の陰謀)』ならびに「フレッシュ&ボーンズ」コレクションの1冊『Placerville(プラサービル)』を手がけている。ノルマンディー地方在住。