配信日 雑誌名
2024/03/16 週刊文春 2024年3月21日号
2024/03/28 週刊新潮 2024年4月4日号
2024/03/28 pen 2024年5月号
2024/04/19 フィガロジャポン 2024年6月号

恐るべき緑 (エクス・リブリス)

ISBN: 4560090904

発売日: 2024/02/18

出版社: 白水社

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著者について

[著者略歴]

ベンハミン・ラバトゥッツ(Benjamín Labatut)

1980年、オランダのロッテルダムに生まれる。ハーグ、ブエノスアイレス、リマで育ち、14歳でチリのサンティアゴに移住。チリ・カトリック大学でジャーナリズムを学ぶ。2010年、短篇集La Antártica empieza aquíをメキシコで刊行。同作は2012年にチリでも出版され、2013年度サンティアゴ市文学賞を受賞。2016年、第二作Después de la luzを刊行。2020年に発表した三作目となる本書は、同年に出た英語版が2021年度国際ブッカー賞最終候補作および全米図書賞(翻訳部門)最終候補作に選ばれ、「ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー」誌の2021年度「今年の10冊」に選出されるなど大きな話題を呼び、同年の英国PEN翻訳小説賞とサンティアゴ市文学賞を受賞。バラク・オバマ元アメリカ大統領の2021年夏の読書リストおよび同年の愛読書リストにも選ばれた。現在、世界33か国で版権が売れている。2021年にはLa piedra de la locuraを刊行。最新作はManiac(2023)。



[訳者略歴]

松本健二(まつもと・けんじ)

1968年生まれ。大阪大学人文学研究科外国学専攻教授。ラテンアメリカ文学研究者。訳書にR・ボラーニョ『通話』、『売女の人殺し』、『ムッシュー・パン』、A・サンブラ『盆栽/木々の私生活』、E・ハルフォン『ポーランドのボクサー』、V・ルイセリ『俺の歯の話』、P・フローレス『恥さらし』(以上、白水社)、C・バジェホ『セサル・バジェホ全詩集』、P・ネルーダ『大いなる歌』(以上、現代企画室)、S・シュウェブリン『口のなかの小鳥たち』、S・オカンポ『蛇口 オカンポ短篇選』(以上、東宣出版)、共訳書にR・ボラーニョ『野生の探偵たち』(白水社)、F・アヤラ『仔羊の頭』(現代企画室)などがある。