配信日 雑誌名
2024/05/16 週刊文春 2024年5月23日号

新たな距離 言語表現を酷使する(ための)レイアウト

ISBN: 4845923262

発売日: 2024/3/26

出版社: フィルムアート社

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著者について

1992年生。愛媛県出身。小説家/デザイナー/批評家/編集者/いぬのせなか座主宰…。小説や詩やパフォーマンス作品の制作、書物・印刷物のデザインや企画・編集、芸術全般の批評などを通じて、表現と〈アトリエ〉の関係、あるいは〈私の死後〉に向けた教育の可能性について共同かつ日常的に考えるための方法や必然性を検討・実践している。主な小説に「無断と土」(鈴木一平との共著、『異常論文』ならびに『ベストSF2022』掲載)。主な戯曲に「うららかとルポルタージュ」(「Dr. Holiday Laboratory」により2021年11月上演)。主な批評に「死の投影者による国家と死──〈主観性〉による劇空間ならびに〈信〉の故障をめぐる実験場としてのホラーについて」(『ユリイカ』2022年9月号)、「ただの死がもたらす群生した〈軋み〉──大林宣彦における制作と思考」(『ユリイカ』2020年9月臨時増刊号)。主なデザインに『クイック・ジャパン』(159号から167号までアートディレクター/東京TDC賞2023入選)、長谷敏司『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房、2022年)、吉田恭大『光と私語』(いぬのせなか座叢書、2019年/第54回造本装幀コンクール 読者賞 、日本タイポグラフィ年鑑2019入選)、西野嘉章『村上善男──玄々とした精神の深みに』(玄風舎、2018年、著者と共同デザイン/第52回造本装幀コンクール 経済産業大臣賞)、いぬのせなか座「現代詩アンソロジー「認識の積み木」」(『美術手帖』2018年3月号)。主な企画・編集に『早稲田文学』2021年秋号(特集=ホラーのリアリティ)。2015年より主宰するいぬのせなか座は、小説や詩の実作者からなる制作集団・出版版元として、『文藝』『ユリイカ』『現代詩手帖』『美術手帖』『アイデア』など各種媒体への寄稿・インタビュー掲載、パフォーマンスやワークショップの実施、企画・編集・デザイン・流通を一貫して行なう出版事業の運営など多方面で活動している。