配信日 | 雑誌名 | 号 |
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2024/05/11 | FUDGE | 2024年6月号 |
カフカふかふか:とっておきの名場面集
ISBN: 456009280X
発売日: 2024/3/19
出版社: 白水社
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著者について
[編著者紹介]
下薗りさ(しもぞの・りさ)
駒澤大学総合教育研究部准教授。専門はドイツ文学。
著書:畠山寛・吉中俊貴・岡本和子(編著)『ドイツ文学の道しるべ ニーベルンゲンから多和田葉子まで』(ミネルヴァ書房、2021年)、林嵜伸二・村上浩明(編著)『カフカの長編小説』(NextPublishing、2021年)など。
何を思ったか心理学専攻から心機一転ドイツ文学の世界へ。とにかく手あたり次第読んでいるときにカフカを読んで、あまりのわけの分からなさに衝撃を受ける。それからカフカを専門的に扱うように。いまだに分かった気になれないのがカフカのすごいところ。
[編著者紹介]
木田綾子(きだ・あやこ)
新居浜工業高等専門学校一般教養科准教授。専門はドイツ文学。
著書:林嵜伸二・村上浩明(編著)『カフカの長編小説』(NextPublishing、2021年)など
高校生のころ初めて読んだ『変身』の印象は、なんだかゾワゾワするものでした。文学を志して選んだ作家はゲーテですが、あるテーマの延長でカフカに取り組み、期間限定のつもりでカフカ研究会に参加したところ、カフカの魅力にワクワクさせられ、今に至っています。
カフカ研究会
西日本を中心とした、カフカ研究者の集まり。メンバーは変わりつつも1978年ごろから活動。今では年に2回温泉地に集まって研究会を開く。場所が温泉地なのは、長期休暇のたびにサナトリウムを訪れていたカフカに敬意を表しているからと思われる。基本的にはカフカを通じたゆるい集まりではあるものの、研究会の際には夜中まで議論することも。これまでに『カフカ初期作品論集』(2008)、『カフカ中期作品論集』(2011)、『カフカ後期作品論集』(2016)(いずれも同学社刊)、『カフカの長編小説』(NextPublishing、2021年)などを出版。