配信日 雑誌名
2025/03/31 週刊東洋経済 2025年4月5日号

ベン・ブラッドリー自伝: 『ワシントン・ポスト』を率いた編集主幹

ISBN: 4588616013

発売日: 2025/2/20

出版社: 法政大学出版局

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著者について

ベン・ブラッドリー(Ben Bradlee ; Benjamin Crowninshield Bradlee)1921年8月26日生まれ。ハーバード大学卒業後、第二次世界大戦では海軍少尉(後に中尉)として参戦。戦後は『ニューハンプシャー・サンデー・ニュース』、『ワシントン・ポスト』、パリのアメリカ大使館報道官、『ニューズウィーク』のヨーロッパ特派員・ワシントン支局長を経て、1965年に『ワシントン・ポスト』に編集局長代理として復帰。同年に編集局長、1968年から1991年まで編集主幹を務め、1971年のペンタゴン文書、1972年からのウォーターゲート事件の報道を指揮する。自宅の近隣に住んでいたジョン・F.ケネディとは家族ぐるみで親しく、ケネディ大統領との思い出を1975年『ケネディとの対話』にまとめた。編集主幹を退任後、ワシントン・ポスト社の名誉副社長となり、1995年に本書(原題『すばらしき人生A Good Life』)を出版。2014年10月21日没。



根津 朝彦(ネヅ トモヒコ)立命館大学産業社会学部メディア社会専攻教授。戦後日本ジャーナリズム史。著書:『戦後『中央公論』と「風流夢譚」事件──「論壇」・編集者の思想史』(日本経済評論社)、『戦後日本ジャーナリズムの思想』(東京大学出版会)ほか。



阿部 康人(アベ ヤスヒト)同志社大学社会学部メディア学科准教授。メディア・コミュニケーション、市民科学、ポピュラー・カルチャー研究。南カリフォルニア大学コミュニケーション学研究科博士課程修了。共訳書:ジェンキンズ『コンヴァージェンス・カルチャー』(晶文社)ほか。