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2025/12/26 週刊エコノミスト 2025年12月30日号

「手仕事」ルネサンス 〔土から衣まで〕

新商品

ISBN: 4865784799

発売日: 2025/11/27

出版社: 藤原書店

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レビュー

ものごころついてから、わたしも島の人たちも、いつも着ているのは「芭蕉布」。芭蕉は、ごく普通の、日常のきもので、年じゅう着ていました。



竹富の蒐集館には「交布」がたくさんあって、昔の芭蕉布は、だいたい交布ですよ。交布はね、味があって、とてもいい。竹富の人が芭蕉布といって、ふだん着にしたり、ズボンにしたりしていたのは、木綿との交布です。



いま、食べることには、みんな敏感になっているでしょう。同じように、着ることも、皮膚の一部であるという感じですからね。   (本書より)

著者について

【著者紹介】

●石垣昭子(いしがき・あきこ)

染織家。1938年、沖縄県竹富島生まれ。女子美術短期大学服飾科卒業。1980年、西表島にて夫の石垣金星と共に紅露工房を開設。途絶えていた島の染め織りを掘り起こし、伝統衣装の復元や手仕事センターの設立に携わる。1996年「原口理恵基金・ミモザ賞」を受賞。1998年、真木千秋、真砂三千代とのコラボレーションブランド「真南風(まーぱい)」を発表。「地球交響曲第5番」(2004年、龍村仁監督)や「生生流転」(2021年、仲程長治監督)などのドキュメンタリー映画にも出演。共著に『西表島 紅露工房シンフォニー――自然共生型 暮らし・文化再生の先行モデル』(山本眞人と、地湧社、2019年)他。



【編者紹介】

●三砂ちづる(みさご・ちづる)

文筆家。1958年、山口県光市生まれ。津田塾大学名誉教授。ロンドン大学Ph. D.(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学校研究員、国立公衆衛生院、津田塾大学などを経て2024年4月竹富島に移住、女性民俗文化研究所を主宰。著書に『オニババ化する女たち』(光文社)、『女が女になること』(藤原書店)、『竹富島に移住して見つけた人生で大切なこと』(幻冬舎)他。



(本データは刊行時のものです。)