| 配信日 | 雑誌名 | 号 |
|---|---|---|
| 2026/04/02 | 週刊新潮 | 2026年4月9日号 |
ライプニッツの輝ける7日間 (新潮クレスト・ブックス)
ISBN: 4105902059
発売日: 2026/1/29
出版社: 新潮社
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レビュー
(目次)
はじめに
第1章 パリ、1675年10月29日
進歩への楽観と、絶えざる遍歴
ハエ / コーヒー、少しのワイン、そしてたっぷりの砂糖 / 大都市の夢 セーヌの岸辺で / 紙とインクの、白と黒の魔法 / 転がる石、ライプニッツ / 計算としての世界 / 無限の記号 / 世界を変えた一枚の紙
第2章 ツェラーフェルト(ハルツ)、1686年2月11日
譲歩を伴う創造:課題としての世界
ベラクルスを出航する銀を積んだガレオン船 / 宮廷のよろず屋兼細工屋 / 風車をめぐる騒動 / 白い雪、黒いインク / 三角関係 / 物理学の向こう側 / 可能的アダム、可能的世界 / ただ一つの最善の世界 / 万物のつながり / すべては動いている / 行政プロジェクトとしての世界の改善 / スマトラからの鉱石
第3章 ハノーファー、1696年8月13日
世界は眠っている、あるいは、万物は生きている
燃え尽きと過熱 / 宮廷の呪縛の中で / 自己義務としての自由 / ヘレンハウゼン王宮庭園の水の芸術 / 夏の雑談 / ハエの再生、ふたたび / この世界に死は存在しない / 叫ぶ機械 / 自伝的な回想 / ぼやけた無限 / 魂の砂漠 / 一人の人間の中に何人のライプニッツが? / 移ろう生命の形 / モナド2.0
第4章 ベルリン、1703年4月17日
世界を1と0に分解する:デジタル未来への道
世界の公式を探して / ラブ・サマー / ブリューダー通りで / 命がけの伝達 / 欧州からの情勢報告 / 中国から学ぶ / デジタルの夢 / 0と1でできた世界 / 2進法の構造をした中国の経書 / 2進法の記号をもつ魔方陣 / 現実の構造 / 未来への移行
第5章 ハノーファー、1710年1月19日
歴史と小説のあいだ:いかにして悪から善が生まれるか
万事は見方の問題である / 図書館の扉の外で / 毛皮の裏地のナイトガウンと、厚手のフェルトの靴下 / 歴史学者の道具 / 教皇の椅子に座った女性? / 法廷に立つ神 / 悪のポジティブ化 / 怒れる残忍な、ローマ最後の王 / 現実と虚構のあいだの二つの形 / 時間の経過
第6章 ウィーン、1714年8月26日
ネットワーク化された孤立:孤独と共同性のあいだの緊張領域
もう一度深呼吸を / 成功と孤独 / 遠くて近い権力 / 遠隔関係の難しさ / 動乱の日々 / 出立を控えて / 愛と幾何学 / 神と計算を競う / 窓のない魂? / 明日のことはわからない
第7章 ハノーファー、1716年7月2日
未来への助走:螺旋状の進歩とポストヒューマンの理性
自分を超えて考える / 活力に満ちて / 源泉へ / 新しいヨーロッパのために / 良い機嫌に陰りがさす / 精神的同類としての博学者 / 地球の年齢は? / 熱から生まれた火トカゲ / そもそも始まりは存在するのか? / 過去への回帰 / ハエを理解する / 人生のある一日
エピローグ
著者について
ミヒャエル・ケンペ
1966年生まれ。歴史学者。コンスタンツ大学とダブリン大学トリニティ・カレッジで歴史と哲学を学び、コンスタンツ大学で教授資格を取得。2011年より、ハノーファーにあるライプニッツ研究所の所長を務めている。長年にわたり、人間としてのライプニッツ、そして哲学者・歴史家・数学者・図書館員・発明家としてのライプニッツの研究に取り組んできた。ハノーファー在住。
森内薫
英語・ドイツ語翻訳家。訳書に、ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』、アネッテ・ヘス『レストラン「ドイツ亭」』、マリー・ムーティエ『ドイツ国防軍兵士たちの100通の手紙』、ブルンヒルデ・ポムゼルほか『ゲッベルスと私——ナチ宣伝相秘書の独白』(共訳)、マイケル・ボーンスタイン『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』ほか多数。
