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2024/11/29 週刊新潮 2024年12月5日号

海から読み解く日本古代史 太平洋の海上交通 (朝日選書)

新商品

ISBN: 4022631007

発売日: 2020/10/9

出版社: 朝日新聞出版

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出版社からのコメント

日本の太平洋沿岸には、海と共に暮らした海人の文化が根付いている。

彼らの足取りを追うのは容易ではないが、断片的な文献史料や海・川沿いの遺跡・遺物の分布などを丁寧に見ていくと、時代ごとの海の道が現れる。

縄文時代には貝の道が北上し、弥生時代には稲の道が南下し、

古墳時代には寒流・暖流の交わる北上川河口部を結節点として、北と南の文化がつながっていた。

太平洋、日本海を問わず、津々浦々に形成された天然の良港、ラグーンを介して海人たちは活発に往来し、

やがて奈良時代には紀伊半島から陸奥国へ、また紀伊半島から瀬戸内海を通って九州へ、東南アジアへとつながっていく。

海の道から各地の歴史を見つめ、古代史の新たな一面をよみがえらせる。



(目次)

第1章 海辺の町で見つかった南北交流の痕跡

第2章 海の道を探る手がかり

第3章 太平洋航路を復元する

第4章 蝦夷戦争と海上交通

第5章 太平洋を行き交う人々

終 章 太平洋から見た日本古代史