配信日 雑誌名
2025/05/19 週刊東洋経済 2025年5月24日号

ケイパビリティ・アプローチとは何か: 生活の豊かさを測る

ISBN: 4326154942

発売日: 2025/2/26

出版社: 勁草書房

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著者について

マーサ・ヌスバウム(Martha C. Nussbaum)

シカゴ大学エルンスト・フロインド法学・倫理学特別功労教授。ハーヴァード大学で博士号(西洋古典文献学)を取得した後、ブラウン大学教授などを経て現在にいたる。この間、本書で展開しているケイパビリティ・アプローチの研究を含め、正義論やフェミニズム、国際開発論、教育論などでも顕著な業績を残し、2016年に京都賞を受賞。ほかにも2012年にアストゥリアス皇太子賞、2018年にバーグルエン賞などを受賞している。著書に『女性と人間開発』(岩波書店、2005年)、『経済成長がすべてか?』(岩波書店、2013年)、『正義のフロンティア』(法政大学出版局、2012年)、『良心の自由』(慶應義塾大学出版会、2011年)など。

池本 幸生(いけもと ゆきお)

東京大学名誉教授。京都大学経済学部を卒業後、アジア経済研究所に入所。その後、京都大学東南アジア研究センター助教授、東京大学東洋文化研究所教授などを歴任。京都大学より博士(経済学)を取得。共著に『コーヒーで読み解くSDGs』(ポプラ社、2021年)、共編著に『連帯経済とソーシャル・ビジネス』(明石書店、2015年)、訳書にポール・コリアー、ジョン・ケイ『強欲資本主義は死んだ』(勁草書房、2023年)、マーサ・ヌスバウム『女性と人間開発』(岩波書店、2005年)、アマルティア・セン『正義のアイデア』(明石書店、2011年)など。

栗林 寛幸(くりばやし ひろゆき)

1971年千葉県生まれ.英国ケンブリッジ大学大学院修士課程(経済学)修了.訳書にケン・ビンモア『正義のゲーム理論的基礎』NTT 出版,2015年;カウシック・バスー『見えざる手をこえて』NTT 出版,2016年など.監訳にマイケル・マーモット『健康格差』日本評論社,2017年.