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2024/07/26 PRESIDENT 2024年8月16日号

早回し全歴史 ──宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる

ISBN: 4478116830

発売日: 2024/5/15

出版社: ダイヤモンド社

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レビュー

■INTRODUCTION この世界の「本当の始まり」から「本当の終わり」まで

宇宙が終わるとき、何が起こるか?

進化が「新しい段階」に移行する……など

■CHAPTER 1 ビッグバン──信じられないほど不思議な始まり

138億年前、こうしてすべてが始まった

10秒後、宇宙は「10光年の大きさ」になった……など

■CHAPTER 2 星、銀河、複雑さ──火の球から次々と「星」が生まれる

巨大な火の球から「最初の星たち」が現れた

渦巻く銀河、死にゆく銀河、異形の銀河……など

■CHAPTER 3 地球誕生──どろどろ燃える灼熱の玉

太陽をめぐる塵がやがて惑星になった──太陽系の惑星たち

私たちはスープ鍋の「薄い膜」の上に立っている……など

■CHAPTER 4 生命と進化──その目を見張るような奇跡

「単純なもの」から「美しくすばらしいもの」へ

人間は「37兆個の細胞」の集合体である……など

■CHAPTER 5 繁栄と絶滅──次々と生まれては絶滅していく

史上最大の絶滅が起こった「ペルム紀」

200万年、雨が降りつづいた「三畳紀」……など

■CHAPTER 6 進化する霊長類──「恐竜のあと」に現れたものたち

生き残るための「ゴリラ」の戦い

「新しい能力」が現れた──集団学習というブレークスルー……など

■CHAPTER 7 狩猟採集民──大移動する「ヒト」たち

「巨型動物」がうろつく世界での狩猟採集

「火山大噴火」で人口が激減する……など

■CHAPTER 8 定住の罠──農耕で「複雑さ」のレベルが変わった

腐ったものによる「快楽反応」──アルコールの発明

こうして「権力構造」ができていく……など

■CHAPTER 9 農業国家──土地と富をめぐる栄枯盛衰

「シュメール」に次々と大きな町が現れる

「農業国家」が世界中に広がる……など

■CHAPTER 10 グローバル化──破壊と苦しみのネットワーク

中国が「世界で人気のもの」を大量につくる

「馬」がアメリカを一変させる……など

■CHAPTER 11 人新世──人は「絶滅」に突き進んでいるのか?

宇宙の歴史上もっとも複雑な世界が生まれた

人類の運命──「深刻な緊張」の時代が来るのか?……など

■CHAPTER 12 超未来──すべては消えて「無」になるのか?

未来を予測する方法──未来予測シナリオ

超文明の5段階……など

著者について

デイヴィッド・ベイカー(David Baker)

カルガリー大学(カナダ)で歴史学修士号、ビッグヒストリーの世界的拠点であるマッコーリー大学(オーストラリア)でビッグヒストリーの博士号を世界で初めて取得。アムステルダム大学(オランダ)、マッコーリー大学、ソルボンヌ大学(フランス)など、世界中で講義を行ってきた。自然科学と社会科学のアプローチを組み合わせて、人類史における数学的なパターンや、数十億年にわたる宇宙進化の中での熱力学と複雑なシステムとの関係など、広範なタイムスケールでの歴史的トレンドを探究している。他の著書に『The Hitchhiker’s Guide to Big History』『The Shortest History of Sex』、共著に『The Routledge Companion to Big History』などがある(いずれも未邦訳)。1500万人以上がチャンネル登録している教育系YouTube 番組「クラッシュコース」でビッグヒストリー・シリーズのシナリオを担当するなど、啓発活動にも力を入れている。



御立英史(みたち・えいじ)

翻訳者。訳書に、ハーショヴィッツ『父が息子に語る壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』、グリタ&マン『GE帝国盛衰史』(ともにダイヤモンド社)、カプラン&ウェイナースミス『国境を開こう——移民の倫理と経済学』(あけび書房)、サイダー『聖書の経済学』『イエスは戦争について何を教えたか』(ともにあおぞら書房)などがある。