配信日 雑誌名
2024/10/03 週刊文春 2024年10月10日号

自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 (サンクチュアリ出版)

ISBN: 4801401279

発売日: 2024/4/23

出版社: サンクチュアリ出版

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レビュー

著者のしんめいPさんは、東大卒の無職。



東大→大手IT企業→地方で教育事業→フリーランス→お笑い芸人

と、自分を探し続けた結果、虚無感から「無職」に。



引きこもって布団にいたときに「東洋哲学」出会い、

虚無感がぶっ飛ぶほどの衝撃をうけ、

そのときの心情を綴ったnoteが話題になり、

布団から脱出し、1000冊以上の東洋哲学にまつわる書物を読み、

書き下ろしたのが本書である。

〜以下、本文より抜粋〜

東洋哲学のいいところは、きほんてきに

「どう生きればいいか」がテーマなこと。そして「答え」があること。

東洋哲学は、とにかく楽になるための哲学なのだ。

無職だろうが、離婚してようが、ふとんにいようが、

めちゃくちゃ楽になれる、ヤバい哲学である。



この本は、「哲学エッセイ」です。

ぼくは学者でも僧侶でもないので、

東洋哲学を「ひとりの無職がこう受け取ったんだな」とおもって、気楽に読んでくれたら嬉しいです!



ぼくが、7人の哲学をしって、どなふうに「虚無感」から回復したかも書きます!

著者について

著者

しんめいP

大阪府出身。東京大学法学部卒業。

大手IT企業に入社し、海外事業で世界中とびまわるも、仕事ができないことがバレてひそやかに退職。

鹿児島にある島に移住して教育事業をするも、仕事ができないことがバレてなめらかに退職。

一発逆転をねらって芸人としてR-1グランプリ優勝をめざすも1回戦で敗退し、引退。無職に。

引きこもって布団の中にいたときに、東洋哲学に出会い、衝撃を受ける。

そのときの心情を綴ったnote、「東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話」が少し話題になり、なぜか出版できることになり、今にいたる。





監修

鎌田東二 

京都大学名誉教授。

武蔵丘短期大学助教授、京都造形芸術大学教授、京都大学こころの未来研究センター教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・グリーフケア研究所特任教授を経て、NPO法人東京自由大学名誉理事長、天理大学客員教授。

専門は宗教哲学、比較文明学、民俗学、日本思想史、人体科学など多岐にわたり、縦横無尽に学問領域を行き来し、独自のあたらしい観点から多様な研究を続けている。『悲嘆とケアの神話論: 須佐之男と大国主』(春秋社)など著書多数。