配信日 雑誌名
2025/04/18 フィガロジャポン 2025年6月号

ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅤ)

ISBN: 4750518700

発売日: 2025/3/21

出版社: 亜紀書房

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著者について

ホップウッド・ディプリー(Hopwood DePree)

1970年生まれ。ミシガン州ホランドで育つ。近所の人の一人には、「あまりいい子ではなかった」と評される。若い頃、ロサンゼルスの華やかな世界を目指して故郷を飛び出し、レストランの前で「踊るチキン」のアルバイトに就くが翌日、「熱意が足りない」とクビに。

南カリフォルニア大学をなんとか卒業し、俳優・インディペンデント映画製作者としてのキャリアをスタート。最初の作品はコメディ・ドキュメンタリー『Rhinoskin』で、エンターテインメント業界に入り込もうとする自身の奮闘を追ったものだった。制作費としてクレジットカードで2万ドルを使い果たし、成功を祈るしかなかったが、幸運にも映画祭で批評的な成功を収め、その後は独立系・スタジオ系を問わず、映画やテレビ番組の脚本・制作・出演に携わる。驚くべきことに、エミー賞やアカデミー賞の受賞者・ノミネート者と仕事をする機会にも恵まれる。ロサンゼルスやイギリスの有名な会場でスタンダップ・コメディを披露し、世界最大の芸術祭エディンバラ・フェスティバル・フリンジにも出演。途中で席を立つ観客もいたが、後に食中毒だったと釈明している。

現在も執筆や映像制作を続けており、自身が進める「ホップウッド・ホール・エステート」の修復プロジェクトの模様をYouTube(@HopwoodXIV)やPatreonほか各種SNSで記録、発信している。

村井 理子(むらい・りこ)

翻訳家・エッセイスト。静岡県生まれ。滋賀県在住。訳書に『ヘンテコピープルUSA』(中央公論新社)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(以上、新潮文庫)、『黄金州の殺人鬼』(亜紀書房)、『エデュケーション』(早川書房)、『PARIS TheMemoir』(双葉社)など。 著書に『ブッシュ妄言録』(二見文庫)、『家族』、『犬(きみ)がいるから』『犬ニモマケズ』『ハリー、大きな幸せ』(以上、亜紀書房)、『全員悪人』、『兄の終い』『いらねえけどありがとう』(以上、CCCメディアハウス)、『村井さんちの生活』(新潮社)、『更年期障害だと思ってたら重病だった話』(中央公論新社)、『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)など多数。