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2025/05/07 週刊エコノミスト 2025年5月13日号

ネコはどうしてニャアと鳴くの?: すべてのネコ好きに贈る魅惑のモフモフ生物学

ISBN: 4759824006

発売日: 2025/02/13

出版社: 化学同人

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レビュー

「魅力的で幅広い内容の語り口…本書は、愛猫のなかに潜む野生のネコを読み解く、読み応えがあり、十分な情報に基づいた知的な探求だ」                       ――The Washington Post



「猫は驚くべき存在だ。私たちを魅了し、ときに困惑させる…本書で描かれるネコの物語は、読者の驚きをさらに深めるだろう。ロソスはネコたちを誇り高く描きだし、まさにネコたちがもつ自尊心にふさわしい仕上がりだ」                                      ――Science



「進化の起源から部分的な家畜化、行動学や遺伝学まで、ネコの生物学を幅広く網羅したガイド…ロソスは魅力的でユーモアあふれる語り手であり、科学を明快かつ繊細に解説している」     ――New Scientist



「驚きと楽しさ、そして事実に満ちた一冊。この徹底した調査は、一般読者や猫好きのすべての人に喜ばれるだろう」                                      ――Booklist



「単なる猫の本ではない。この熱意あふれる研究は、イエネコがアフリカヤマネコから進化した歴史をたどり、科学が提起する興味深い問いを探求する。ネコに興味があるすべての人にとって鮮やかでバランスのとれた一冊」                                   ――Kirkus Reviews



「本書は、私たちが愛するネコたちがどのようにして私たちの心をとらえ、家に入り込むことに成功したのかを探る印象的かつ啓発的に深く堀り下げている。すべてのネコ好きにおすすめしたい」 ――パム・ジョンソン=ベネット、動物行動コンサルタント、『Catwise』『Cat vs. Cat』『Think Like a Cat』の著者



「何千年にわたるヒトとネコの関係を、未来への視点も交えながら科学的根拠に基づいて考察する魅力的な一冊。ネコの進化と家畜化を巡る興味深い旅路だ」 ――マイケル・デルガド博士、認定応用動物行動学者



「人類の“もう一人の親友”にはどんな未来が待っているのか? ネコ科動物の進化の歴史を遡り、新しい品種や交配種の出現に至るまで、この魅惑的な本はすべてのネコ好きの枕元に置かれるべき一冊だ」 ――ジョン・ブラッドショー、『Cat Sense(邦題:猫的感覚,早川書房)』の著者



「ネコと長く暮らしたことがある人なら、こんな問いを抱いたことがあるだろう。“私が猫を訓練しているのか、それとも猫が私を訓練しているのか?”  この問いは、ジョナサン・ロソス—生涯にわたるネコ好きであり、進化生物学の第一人者—が探求する魅力的な謎への入り口となる。この知的で魅力的な本は必見」 ――デビッド・クアメン、『The Song of the Dodo(邦題:ドードーの歌,河出書房新社)』『Breathless』の著者

著者について

【著者紹介】

ジョナサン・B・ロソス(Jonathan B. Losos)

進化生物学者。ハーバード大学教授、ハーバード大学比較動物学博物館両生爬虫類学部門主任を経て、現在セントルイス・ワシントン大学教授。同大とセントルイス動物園、ミズーリ植物園が共同運営する生物多様性研究拠点「リビング・アース・コラボラティブ」の代表も務める。『ネイチャー』『サイエンス』などトップジャーナルに多数論文を掲載。著書に『Improbable Destinies: Fate, Chance, and the Future of Evolution(邦訳:生命の歴史は繰り返すのか?――進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む、化学同人)』『Lizards in an Evolutionary Tree: Ecological and Adaptive Radiation of Anoles 』、編著に編集主幹を務めた『The Princeton Guide to Evoluion』がある。

【訳者紹介】

的場 知之(まとば ともゆき)

翻訳家。1985年大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退。訳書に『生命の歴史は繰り返すのか?』『Life Changing――ヒトが生命進化を加速する』『カタニア先生は、キモい生きものに夢中!』(化学同人)、『哺乳類前史』『空飛ぶ悪魔に魅せられて』(青土社)、『親切の人類史』『「絶滅の時代」に抗って』(みすず書房)、『人類が滅ぼした動物の図鑑』(丸善出版)、『もしニーチェがイッカクだったなら?』(柏書房)ほか。